~果物を野菜の代わりに食べる。お菓子より健康にいいから食べる~
Aさん:「食物繊維が入ってるし、野菜はあんまり好きじゃないから代わりに果物を食べてるんです。」
Bさん:「お菓子をたべるよりは健康にもいいだろうからと思って食べてます。」など
果物にはビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。そして、ブドウ糖や果糖といった糖を多く含むのも果物の特徴です。果糖は食後すぐに血糖を急上昇させることはありませんが吸収されるとすぐ、10-20%が肝臓でブドウ糖と中性脂肪に作り替えられます。
そのため、果糖の量が多い(=果物の量が多い)とブドウ糖の量が増え、血糖値をあげることになってしまいます。ドライフルーツでも同じです。
糖尿病の方には、バナナなら中サイズ1本、りんごなら半分、みかんなら2個など1日に食べる量の目安量(80kcal相当)があります。また果物によって血糖値が上がりやすいものもあります(ぶどうや柿など)。食べるタイミングも大切です。なるべく日中に食べるようにし、夕食後のデザートして食べることは避けましょう。(夜間の血糖値が下がらなくなります。)
最近の果物は昔に比べ糖度が高くなっていたり、サイズが大きくなっていたりするため、食べ過ぎないよう注意が必要です。
果物は適量であれば、食物繊維をはじめとした果物の栄養素が得られプラスの効果が得られるので楽しみながら食べたいですね。