先週末に西宮市医師会主催の慢性腎臓病に関する学術講演会に出席してきました。

興味深い内容だったので要点をご報告します。

講演のまとめ:

腎機能は血清クレアチニン値を元に計算された推定値 eGFRで評価される。40歳以降、加齢に伴う腎機能低下が進行するため、eGFRの基準値は年齢毎に評価すべきではないか。

各年齢帯での標準的なeGFR

40歳未満   75以上

40歳~64歳  60以上

65歳~79歳  45以上

80歳以上     35以上

これを切る場合は要注意。さらに経時的なeGFRの変化量も確認すべきであり、eGFRの低下率が高く将来的な透析導入(eGFR 6未満が目安)が見込まれる場合は、積極的な治療介入が必要。

私見:

概ね上記の様な内容でした。当院に来られる患者さんは65歳以上の方が多く、60歳代でeGFR 50台の場合(西宮市の健診では受診が必要と評価される)であっても、eGFRがほとんど変化していない場合は問題ないのではないかと考えて、患者さんにもその様にご説明していますが、それを支持する内容で良かったです。また、eGFRの低下速度に着目すべきというのがこれからの常識になりつつあるということで、これからも積極的に患者さんに説明していこうと思いました。